イスラム国

エッセイ

「私は日本人です。撃たないで」が逆効果な時代になったのはなぜ?

「アベよ、戦いに参加するというおまえの無謀な決断でこのナイフはケンジを殺すだけでなく、おまえの国民を場所を問わずに殺戮する」IS(通称イスラム国)が昨年発表したこの宣言が、とうとう現実のものとなりました。バングラディシュ人質テロの犠牲者の方...
坂井万利代

テロに屈さないとは(東南アジアとEUの違い)

22日、iSが起こしたベルギーの空港の同時テロで、EUは深刻な脅威にさらされました。EUは共同声明を発表し、「テロとの戦いで団結する」と表明。国連も非難声明を出しました。今回のテロで大変残念ながら日本人2名も巻き込まれました。1月にはジャカ...
エッセイ

恐怖のジハード最終戦争「イスラム国」が核を持つ時

ISいわゆる「イスラム国」は今までに無かった、全く新しいタイプの国際テロ組織であります。そのことは以前に詳しく書きました。その中でも最大の特徴は、国家としての樹立を目指しているということです。すでに行政組織を整え、全世界のイスラム教徒に合流...
ジャーナリズム

安田純平さんの安否が非常に心配だ

今年6月、取材のためにシリアに入国したジャーナリストの安田純平さんが、現地の国際テロ組織アルカイダ系の武装集団に身柄を拘束され、身代金の要求を受けていると「国境なき記者団」からの連絡があったことを、毎日新聞とN H Kが伝えました。なぜ半年...
エッセイ

あの穏健なトルコがなぜロシア機を撃墜したのか

「♪飛んでイスタンブール・・・」ちょっと古いかもしれませんが、僕がかつて観光で訪れた時には、トルコは中東の国々の中でも穏健派で、素敵な親日国であった印象しかありません。それがロシア軍機を撃墜したというニュースは、一瞬、耳を疑いました。それも...
ジャーナリズム

パリだけではないイスラム国による国際テロは、新しい時代に突入した

今回パリで3箇所、8人の自爆テロリストにより128人の市民が無差別に銃殺された事件は、イスラム国がしかけた全く新しいタイプのテロリズムの幕開けとなってしまいました。国際社会に与えた影響の大きさはご存知の通りです。テロとは、相手をテリブル(恐...
ジャーナリズム

大量破壊兵器なんて無かったのに【動画】

今でこそイラクを支配しようとしてシリアからの一帯でブイブイ言わせてるISIL(イスラム国)ですが、なにもない砂漠から湧いて出たわけではありません。そもそものルーツはアメリカがフセイン政権時代のイラクを、大量破壊兵器を保有しているに違いないと...
ジャーナリズム

ひどすぎる後藤さんバッシング

デヴィ夫人の「自決してほしい」発言や、僕のところへ送られてきた「日本に迷惑かけた偽善者」という後藤さんに対する批判。このようなゆがんだ中傷が日本だけに見られる現象だったら大変です。彼ら特有の死者にムチ打つ「偽悪」ぶりっ子、「出る杭はうて」精...
ジャーナリズム

後藤さんの遺志を受け継ぐとは

今回のISIL(イスラム国)による後藤健二さんの殺害は、あまりにも僕自身にとってショックが大きく、しばらく何も書く気力が起きませんでした。しかし後藤さんの死の意味が曲解されたり、彼の本来の遺志とはかけ離れたメッセージが流れたりしては、もっと...
エッセイ

なぜ過激派は武力に訴えるのか?

こんな基本的な疑問について今まで書いてこなかった自分が恥ずかしいです。そして勇気を持ってこのサイトに投書し、このシンプルな疑問こそが根源的な問題であることに、はっと僕の目を向けさせてくれたTさんに感謝したいと思います。まずは質問者であるTさ...