エッセイ

‘’建物語り“”という“ヒト物語り”~ムッソリーニ&ミラノ中央駅~

イタリアにある膨大な数の歴史的建築物の中で、最も新しいものの一つがミラノの中央駅舎です。1931年にオープンしたミラノ中央駅は、イタリアの国鉄駅の中ではずば抜けて威厳のある外観を持つ建物。世界で一番美しい駅舎と呼ぶ建築評論家もいます。駅舎は...
エッセイ

日伊さかな料理談義

「世界には3大料理がある。フランス料理、中華料理、そしてイタリア料理である。その3大料理の中で一番おいしいのは日本料理だ」これは筆者がイタリアの友人たちを相手に良く口にするジョークです。半分は本気でもあるそのジョークのあとには、筆者はかなら...
エンターテイメント

テレビからスポーツ中継がなくなる!?

信じられないことですが、今まで当たり前のようにチャンネルを合わせれば見られていた、スポーツ中継の番組が一斉に姿を消す。そんな日常の変化が今急速に進みつつあり、スポーツ界にとって大きな転換期となっています。サッカーでは、日本代表がワールドカッ...
エッセイ

「不惑」という困惑

筆者から見ると若いアラフォー世代の友人女性が、不惑という言葉を知って少し困惑したような、困惑しなかったような、不思議な気分になった様子の連絡をくれました。そうした世代の男女の友人を見ていると、40歳という年齢に強い感慨を抱いたり不安を覚える...
エッセイ

ハゲとオッパイ

最近、筆者は急速にハゲてきています。年齢も年齢ですから珍しいことではありませんし、血筋もハゲの系列ですので、さらに大きくハゲることへの覚悟もできています。それでも、ハゲるのはなんだかイヤだなぁという気分がどうしてもついて回ります。それどころ...
エッセイ

北斎・広重に見る近代的自我あるいはその欠如

先ごろ、イタリア・ミラノで大きな北斎展が開かれました。その催し物は世界最古の大学がある学生の街、ボローニャにも移動して開催されました。ミラノでは1999年に大規模な北斎展が行われて以来、かなり頻繁に江戸浮世絵版画展が開かれます。浮世絵への理...
エッセイ

憲法改正「福祉」から「秩序」へ?

このサイトには「質問コーナー」というページがありまして、読者の皆さまから疑問や質問をメールで送って頂き、杉江義浩が一緒に考える仕組みになっております。今回はその中から、ハンドルネームこみしゃんこと、五味本友子さんからのお便りをご紹介したいと...
ジャーナリズム

総裁選ネトウヨの高市早苗礼賛が不気味

「日本は核武装すべきだ」と公言してはばからない高市早苗氏は、絶対に選んではいけない危険な極右思想の持ち主です。こんな人が自民党の総裁選に出馬したことさえ、ゾッと寒気がします。ましてや総理総裁になるようなことは、間違ってもあってはならない。僕...
エッセイ

口は災いの元、無口は災いそのもの

菅朴念仁首相を生んだ土壌菅首相の退陣が決まったとたんに、これまで口を噤んでいた猫も杓子も誰もが、まるで石もて追うように批判の大合唱になっていると見えるのは、筆者の思い過ごしでしょうか。多くの問題を抱えて迷走した菅首相でしたが、もっとも重大な...
エッセイ

スケーター・ガールズ

未曾有のコロナ禍で東京オリンピックは中止すべし、との世論を押し切って、異例の開催となったTOKYO2020ですが、スポーツそのものは真夏の空の下で、さわやかに駆け抜けていきました。「なあに、競技が始まってしまえば、誰もが夢中になるさ」と3S...