エッセイ

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“今この時の”自由世界の旗手はマクロン次期大統領だ

4月10日のフランス大統領選では、現職のマクロン候補と極右のル・ペン候補が24日に実施される決選投票に駒を進めました。ふたりは2017年の大統領選でも争いました。そのときの決選投票ではマクロン候補が66%の得票率で圧勝しています。今回の決選...
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ヒトラーはヒトラーを知らなかったが、プーチンはヒトラーを知っている

ウクライナのブチャでロシア軍が行ったらしい大規模虐殺が明らかになりました。それを示す衝撃的な絵の数々は、あるいはプーチン大統領の運命を決定付けた可能性があります。敢えて言えばその運命とは、彼は死なない限りもう救われない、ということではないか...
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ジョコビッチ神話のプッツン

反ワクチン主義者のノバク・ジョコビッチ選手が先日、オーストラリアオープンから締め出されて以来初めて、英BBCテレビの単独インタビューに応じました。彼はそこで今後もワクチンを打つつもりはないと示唆し、そのために全仏オープンやウインブルドンなど...
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イタリアの紅白歌合戦「サンレモ音楽祭」の陳腐な凄さ

筆者が勝手にイタリアの紅白歌合戦と呼んでいるサンレモ音楽祭が昨日(2月6日)閉幕しました。サンレモ音楽祭はほぼ毎年2月に開催されます。紅白歌合戦とサンレモ音楽祭には多くの共通点があります。両者ともに公共放送が力を入れる歌番組で、ほぼ70年の...
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‘’建物語り“”という“ヒト物語り”~ムッソリーニ&ミラノ中央駅~

イタリアにある膨大な数の歴史的建築物の中で、最も新しいものの一つがミラノの中央駅舎です。1931年にオープンしたミラノ中央駅は、イタリアの国鉄駅の中ではずば抜けて威厳のある外観を持つ建物。世界で一番美しい駅舎と呼ぶ建築評論家もいます。駅舎は...
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日伊さかな料理談義

「世界には3大料理がある。フランス料理、中華料理、そしてイタリア料理である。その3大料理の中で一番おいしいのは日本料理だ」これは筆者がイタリアの友人たちを相手に良く口にするジョークです。半分は本気でもあるそのジョークのあとには、筆者はかなら...
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「不惑」という困惑

筆者から見ると若いアラフォー世代の友人女性が、不惑という言葉を知って少し困惑したような、困惑しなかったような、不思議な気分になった様子の連絡をくれました。そうした世代の男女の友人を見ていると、40歳という年齢に強い感慨を抱いたり不安を覚える...
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ハゲとオッパイ

最近、筆者は急速にハゲてきています。年齢も年齢ですから珍しいことではありませんし、血筋もハゲの系列ですので、さらに大きくハゲることへの覚悟もできています。それでも、ハゲるのはなんだかイヤだなぁという気分がどうしてもついて回ります。それどころ...
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北斎・広重に見る近代的自我あるいはその欠如

先ごろ、イタリア・ミラノで大きな北斎展が開かれました。その催し物は世界最古の大学がある学生の街、ボローニャにも移動して開催されました。ミラノでは1999年に大規模な北斎展が行われて以来、かなり頻繁に江戸浮世絵版画展が開かれます。浮世絵への理...
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憲法改正「福祉」から「秩序」へ?

このサイトには「質問コーナー」というページがありまして、読者の皆さまから疑問や質問をメールで送って頂き、杉江義浩が一緒に考える仕組みになっております。今回はその中から、ハンドルネームこみしゃんこと、五味本友子さんからのお便りをご紹介したいと...